『マーベルアイアンマン VR』ってぶっちゃけどうなの? いち早くアイアンマンになったライターが徹底レビュー! –

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントより2020年7月3日に発売される、『マーベルアイアンマン VR』。同作はその名の通り、あの“アイアンマン”になりきって楽しめる、プレイステーション4(プレイステーション VR必須)のタイトルだ。先行で配信された体験版の評価も上々だった本作を、マーベル好き(と言っても、映画やドラマメインのライト層)の筆者が、いち早くプレイ。その仕上がりや遊び心地など、感じたことを思うままにお伝えしていく。

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触れるとわかる、VRゲームとしての“デキのよさ”

 最初に伝えておくが、本作を遊ぶのであれば当然、アイアンマンを好きなことが望ましい。好きといってもいろいろあるが、「コミック版はほとんど読んでいる!」とか「アイアンマンのアーマーをマーク50までわかる!」とか、そういう知識は、本作を遊ぶにあたっては不要だ(あっても困らないけれど)。「映画のシリーズ作なら、何作か観た」くらいでいい。

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本作でアイアンマンことトニー・スタークの声を担当しているのは、映画『アイアンマン』や『アベンジャーズ』で日本語の吹替を担当していた故・藤原啓治氏。ほとんどのシーンで彼の声を聞くことができる。

 もうひとつ、ここで伝えておきたいのが、本作はVRのゲームとしてかなり“デキがいい”ということだ。そもそも、フェイスマスク(ヘルメット)を被っているのが前提のアイアンマンなので、PS VRのヘッドセットを被るという行為すら、本作においては没入感につながる。相性だけを考えても、これほどVRに向いているコンテンツは多くない。

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プレイヤーの視界に、ヘッドアップディスプレイのさまざまなデータが浮き上がるシーンも、映画で観たあの雰囲気そのまま!

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条件を満たせば、アイアンマンの最強武器であるユニビーム(胸のリアクターから発射するビーム)も発射できる!

 では、なぜ“アイアンマンが好きである”というハードルが、本作にプレイヤーには必要なのか? それはまず、PS VRを持っていて、PS Moveモーションコントローラーを2個用意しなければならないという、ゲーム外の部分で必要なハードルが高めだから。すでにすべてを所有しているのであれば、アイアンマン好きでなくてもオススメできるタイトルになっている。

 いきなり“デキがいい”という答えを言ってしまったが、皆さんからすれば「どのくらい?」というところは気になるポイントだろう。気になる方は、現在も配信中の体験版を遊んでいただくのも手だが、そもそも体験版で遊ぶためにもPS VRやPS Moveが必要。そこでまず、この『マーベルアイアンマン VR』が、それらの機器を用意するに値する作品なのかを語っていくことにしよう。

ゲーム内で何気ない動作ができることの重要性

 本作の醍醐味のひとつとして挙げられるのが、アイアンマンと同様に、両手のジェットで自在に飛行できること。さらに、その手を敵に向けてリパルサーレイを発射し、敵を撃破していくという空中戦にも、本作の真骨頂があるといっていい。その理由の詳細は後述するが、プレイ時に「おお、こんなこともできるのか!」と筆者が感心した瞬間は、じつはアドベンチャー(探索)時のワンシーンだったりする。

 具体的にどういうことか? まずは下の画像をご覧いただきたい。

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 トニーが所有するジェット機内に、何気なく置かれているタブレット。じつはこれ、手に持つことができる。さらに、もう片方の手でタブレットの画面をスライドできるのだ。

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 現実では、何てことのない動作である。けれど、トニー・スタークとしてゲーム内でこういったことができるのは、妙にウレシイもの。続いて、棚に置いてある写真立てに注目しよう。もちろん、これも手に持つことができる。

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勢いよくもとの場所に戻したら、写真立てのガラスが割れてしまった……芸が細かい。

 トニーの自宅にあるコーヒーメーカーも、当然ながら操作可能だ。

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飲み物のカートリッジをマシンにセットして、ボタンをポチリ。

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コーヒーができあがったら、思わずPS Moveを口元に持って来てしまった。

 極めつけは、これまたトニーの自宅にあるバスケットのシュートゲーム。これもミニゲーム的に楽しむことができるのだ。

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ちゃんとスコアも表示される。プレイ時間が限られていたので1プレイで終わらせたが、ハイスコアを出せばトロフィーがもらえたりする……かも?

 ふだんはDUALSHOCK 4のような“コントローラ”というデバイスを使ってゲームをプレイするのが当たり前になっているが、両手にPS Moveのようなグリップタイプのデバイスを持つことで、「こんな遊びが実現するのか」と思わされた瞬間だった。それをさりげなく(ともすれば、気づかず進めてしまう人がいてもおかしくない)置いているところが、なんとも心憎い。

 バトルのつなぎ目となるアドベンチャーパートがこんな感じなので、もちろんバトルパートにも“VRならでは”のギミックが多数用意されている。

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損傷した飛行機の主翼。飛行機のコントロールを復活させるために、ジャマなフレームをグイッと引き戻す!

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爆発の危機にあるリアクター(動力炉)。これにハッキングをかけている装置を探し出さなければ!

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ハンドルをグルリと回して引きずり出し……。

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中から取り出したパーツを握り潰して破壊する!

 用意されたギミックを使ってさまざまな問題を解決していくうちに、自身がアイアンマンであるようにプレイヤーは“錯覚”させられ、没入感はどんどん高められていく。ともすれば「自身の周囲360度を見られる装置」としての印象が強いVRだが、それだけに留まらない仕組み作りができているところが、「本作はデキがいい」と断言できるポイントのひとつとなる。

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