日本マイクロソフトがゲーム業界を支援。クリエイター出社率10%というバンナムのDXの取り組みなどを紹介 –

Microsoftは一般企業だけでなく、ゲーム業界へのDX化も推進している

 日本マイクロソフト株式会社は18日、「ゲーム&エンターテイメント分野向け戦略説明会」をオンラインで開催。AIを駆使してゲーム開発のコストを抑制するなど、同社によるゲーム開発支援の取り組みが紹介された。

 Microsoftは2年前より、ゲーム&エンターテイメントにおけるビジネス部門を立ち上げており、Xboxといった自身のプラットフォームだけでなく、Azureによるクラウドの利用など、ゲーム業界を支援する取り組みを進めているという。

 ゲーム&エンターテイメント営業本部 本部長の米倉規通氏は、国内のゲーム市場は右肩上がりで、2兆円規模に達しており、世界で20兆円の市場規模がある中で、アメリカと中国に続いて3番目に大きな市場を持っているとする。

好況下にある国内ゲーム産業

 ただ、次世代機でのゲーム開発のコスト増や、昨今の新型コロナウイルス感染症による労働環境の変化などを踏まえ、ゲーム業界もDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めて、働き方を改革していく必要があると説く。

Microsoft Teamsでセキュアなオンラインコラボレーションを実現

ゲーム業界での採用も進んでいる

 Microsoftは、ゲーム産業へのDX支援策の1つとして、TeamsなどのOffice製品を使ったオンラインコラボレーションを挙げる。このオンラインコラボレーションについては、説明会でゲストとして登壇した株式会社バンダイナムコスタジオ 代表取締役社長の内山大輔氏が自社の取り組みについて説明。

説明会に登壇したMicrosoftの米倉規通氏と下田純也氏

株式会社バンダイナムコスタジオ 代表取締役社長の内山大輔氏

 コロナ禍において、同社ではクリエイターの出社率が10%くらいに減ったとし、雑談から生まれるアイデアがゲームにとって非常に大切であることを痛感したという。バンダイナムコスタジオではTeamsを活用したリモートコラボレーションを活用しているとのこと。

 また、DXについては以前から検討を進めてきたが、この1年でクラウド開発、リモートへの対応を強く意識することになったという。同社のクリエイターは現在自宅からVPNを使って作業しているとのことだが、将来的にはオンプレミスではなく、全てのデータをクラウドに配置し、各自が同時に編集できるようにしたいとの展望を語った。ただ、クラウドの活用は非常にコストが高いため、コスト削減のブレークスルーも開発する必要があるとした。

バンダイナムコスタジオのDXの取り組み

 Microsoftは別の支援策については、Asia Apps & Infra – Japan, Global Black Belt Technical Specialistの下田純也氏が登壇して説明。Microsoftで先端技術を研究するMicrosoft Researchと、Xbos Game Studiosが協力し、とくにAIを使ったゲーム開発のサポートを進めていることを紹介した。

Microsoft ResearchとXbos Game Studiosが協力して開発支援

 例えば、レースゲームのForza Mortorsportにおいては、現実世界をスキャンして忠実に地形を再現する方法を、高価な機材を使わずにスマートフォンで実現可能にしたことや、人間の動きに寄せたNPCの運転を可能にする技術などが取り入れられている。これまでは人力で行なってきた開発をAIに代替させることで、開発の負担を減らすといった効果があるとする。

 ただ、AIを活用するには知識や技術も備える必要があることから、MicrosoftではAI人材育成プログラムとして、無償の「AI Business School」などのさまざまなプログラムを用意して、開発者を支援しているとした。

先端技術採用の課題

AI人材育成プログラム

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