「ウイイレ」世界2位のプロゲーマー、うでぃ「世間のイメージを払拭したい」 ゲームカルチャー解体新書Vol.4 | WWDJAPAN.com

 ファッションに軸足を置きながら、セールスやPR、企画立案の立場で約15年もの間、国内外のブランドビジネスに関わらせていただいています。ファッション業界に携わる私が、ファッション業界をはじめ、ゲーム業界で活躍している方々、ゲーム好きのゲストとの対談を交えながら、「ファッション × ゲーム」の可能性や新しい価値を提供することができたら。そんな想いで新連載をスタートさせていただきました。

戸簾俊広(以下、戸簾):今回は吉本興業に所属し、「ウイニングイレブン(以下、ウイイレ)」の世界大会で2位に輝いたプロゲーマーのうでぃさんに来ていただきました。よろしくお願いします。

うでぃ:よろしくお願いします!

戸簾:まず「ウイイレ」を始めたのはいつ?

うでぃ:2014、15年あたりですね。

戸簾:実際にサッカーはやられていたんですか?

うでぃ:はい。小学生から大学生の途中まで続けていました。

戸簾:実際に選手としてプレーしていたんですね。

うでぃ:はい。よくあるパターンだと思います。

戸簾:5、6年で世界2位まで上り詰めることができた要因はなんでしょう?

うでぃ:うーん……。難しい質問ですけど、努力はかなりしましたね(笑)。ゲームは体を鍛える必要がないので、コントローラーを握り、勝つためのコツを掴めばある程度強くなれると思います。周りの強い人に教えてもらい、勉強することが上達への一番の近道だと思います。

戸簾:現在は元Jリーガーと共演したイベントも行っていますよね。

うでぃ:そうですね。元サッカー日本代表選手の那須大亮さん、石川直宏さんらと一緒にイベントを行ったり、播戸竜二さんと対談をしたりしました。最近は元サッカー選手が「ウイイレ」のイベントに出演してくださることが多く、共演の機会が増えました。普通にサッカーをしていたらありえなかったことですからね。夢みたいに幸せです。

戸簾:僕も以前、元サッカー日本代表の中田英寿さんと商品を作らせていただいたことがあります。彼にとって最後の「ワールドカップ」のころ。思い出深い一人です。プロとして活動しようと思ったのはなぜ?

うでぃ:ある大会で優勝した時、吉本興業から声を掛けていただいたのがきっかけです。その後、ゲーム業界で生きる決心をしました。

戸簾:うでぃさんのSNSを拝見していると、特に髪色にこだわりを持っているように感じます。これまで数多くの大会に出場してきた中で、ゲーム業界の人たちを見て感じた事はありますか?

うでぃ:世間のゲーマーに対するイメージは良くないのが現実です。それを払拭したいから、積極的な自己表現を心掛けています。今後も今のイメージ通りのまま進んでいくのなら、業界の発展は絶対ありません。だからファッション業界とのコラボには、可能性をすごく感じています。自分なりのこだわりを一つ持ち、「ファッションに興味あるのかな。ゲーム以外のことにも興味があるのかな」と思ってもらえたら、それだけでプラスですよね。ゲームに興味がない人と会話する機会も増えますし、「ゲーマーにもオシャレな人がいるんだ」と認識してもらえるかもしれません。だから僕が髪の毛を紫に染めているときは、ゲームイベントで企業の会長・社長さんから「君、髪色にこだわっているね」と声を掛けて頂けます。やって良かったなと思っています。服はフランスのフットボールチーム、パリ・サンジェルマンFC(PARIS SAINT-GERMAIN FC)のアイテムなど、サッカーに関するものをよく着ています。

戸簾:ユーチューブで配信をしている人と、そうでない人だと、見られる意識や発信する意識に違いがありそうですね。

うでぃ:それは少なからずあると思います。

戸簾:自分のキャラクターを表に出していく人は少ない?

うでぃ:そうですね。そこまで多くはないと思います。

戸簾:今後はユーチューブメインの活動が増えますか?

うでぃ:現在はプロゲーマーとしての活動よりユーチューブが主になっています。プロとしての活動は、「ウイイレ」を発表しているコナミさんから依頼された仕事や吉本興業からいただくイベントです。そのほかは地方で小さい大会を開いて「ウイイレ」の面白さを伝えたり、大会に出たりしていますね。日本は大会での賞金が海外に比べて圧倒的に少額なので、プロとして生活するのはかなりきついと思います。将来は資金を貯めて、「ウイイレ」好きが集うゲームバーを作りたいと考えています。そのためには自分自身をもっと売っていかないと。ゲームチャンネルから自分を出していくことへの難しさも感じています。それこそゲーム以外で、ファッションなどの一つの軸を作りたいです。

戸簾:配信以外の活動も増えそうですし、それこそ違うストリーマーのポジションを確立できたら良いですね。ゲーム業界とファッション業界がよりシームレスになれる気がします。例えばモデルの活動に興味はありますか?

うでぃ:とても興味あります!

戸簾:うでぃさんにモデルや企画、コラボ商品を検討されるブランド、店舗の皆さん、是非ご連絡ください!募集中です(笑)。

うでぃ:是非お願いします(笑)。

戸簾:本日はありがとうございました。

うでぃ:ありがとうございました。

戸簾俊広: ジェムプロジェクター代表:2009年に国内外のファッション・ライフスタイルブランドのブランディング、PR、セールス、コンサルティングを手掛けるブランディングカンパニーGEM PROJECTORを設立。現在は、地方創生プロジェクトや会員予約制のテンポラリーレストランの立ち上げに向け奮闘する一方、「受信者から発信者へ」をテーマにしたオンラインサロンを運営

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