eスポーツで参加料を徴収するゲーム大会のガイドラインを制定。“JeSU活動発表会・JAPAN eSPORTS GRAND PRIX OPENING”リポート【TGS2020】

 2020年9月23日~27日までの期間、初のオンラインで開催となった“東京ゲームショウ2020 オンライン”(TGS2020 オンライン)。一般公開日の初日となる24日には、日本eスポーツ連合(以下、JeSU)に関するステージ、“JeSU活動発表会・JAPAN eSPORTS GRAND PRIX OPENING”が、JeSU STAGEにておこなわれた。

 本ステージの前半は、JeSUの会長・岡村秀樹氏がJeSUのこれまでの取り組みと、そしてこれからの活動について発表するというもの。後半は、同日より開催される“JAPAN eSPORTS GRAND PRIX(日本eスポーツ選抜競技大会)”のオープニングセレモニーとなっていた。本記事では、前半のJeSUの発表会をメインに、その内容をお伝えよう。

岡村秀樹氏

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一部大会形式が開催しやすいように

 まずJeSUについて解説すると、JeSUとは2018年2月1日より活動を開始した、eスポーツに関する一般社団法人であり、国内競技連盟。おもな活動としては、eスポーツに関する調査、大会の認定、関係各所との連携などなど。とくにプロライセンスの発行により、合法的に賞金の発生するeスポーツ大会を開くための活動などが、ゲーマーの注目を集めている。

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 約2年間活動を続け、JeSUの会員会社は102社にまで上昇。なお、ゲーム会社だけでなく、通信社や旅行会社なども会員となり、日本におけるeスポーツの発展に協力しているとのこと。また、全国のさまざまな都道府県ごとに、25の支部を設立したという。今後、47都道府県に支部を設置する予定もあるそうだ。

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 そんなJeSUの2020年度の目標が、eスポーツに関連した事業者たちが、自分たちでeスポーツ大会を開き、ひとつの産業として扱えるような環境整備を目指したという。

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 そして2030年までのロードマップでは、今後2030年まで数多の世界的スポーツ大会が開催されるため「eスポーツを広めるチャンスが続く」と、岡村氏は語る。とくに2021年にタイで開かれる“AIMAG”という国際総合スポーツ大会では、eスポーツが正式種目に採用されている。JeSUとしては、しっかりと選手を送り出す準備を整えていくという。

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 さて、こうした中で日本でeスポーツを広めていくためには、やはり環境整備が必要なのだそう。とくに問題となるのが、やはり法律の問題だ。JeSUは2018年から活動を続け、とくに問題となっているふたつの問題はすでに解決済みという認識。

 そのひとつは、eスポーツ大会の高額賞金が許されるのかということ(景品表示法)、もうひとつが、選手から参加料をもらい、それを賞金とした場合、賭博行為になるのでは?(賭博罪)という問題。これらは所管省庁と調整が済んでいる。

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 もうひとつ残る問題が、eスポーツ大会自体がゲームセンターなどの風営適正化法に触れるのではないか? ということだった(風営適正化法において“ゲームセンターなどの定義のうち、遊戯をさせる営業に該当するのか? というのがおもな問題)。今回それを解決する法的整理がなされたと発表された。

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 そこで、JeSUは警察庁と話し合い、“参加料徴収型大会ガイドライン”を制定したことを発表した。このガイドラインに沿えば、家庭用ゲーム機、アーケードゲームの筐体を用いて、参加料を徴収する大会を開いても、ゲームセンター扱いにはならないそうだ。

 また、今後もし参加料徴収型大会を開催したい場合は、申請することでガイドラインをクリアーしているのか審査してくれるという。もちろんこれは、強制的に申請しろというものではなく、適正な大会と認定されることで、より安全に大会が開催できるというものだそうだ。


ガイドラインPDFダウンロードページ

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 最後に、今回の発表で「また1歩前進できた」岡村氏は語る。なお、今後の目標としては、eスポーツ大会を安全に開催するためにマニュアルの作成や、eスポーツ練習施設などの設置、全国セミナーなどを予定しているとのこと。

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4日間に渡って、eスポーツ観戦を楽しもう!

 そんなJeSUが主催する“JAPAN eSPORTS GRAND PRIX(日本eスポーツ選抜競技大会)”が、9月24日の20時より、随時試合開始となる。賞金総額は500万円。

大会ロゴ

 本配信の後半となるオープニングセレモニーでは、“百獣の王”でも知られるタレントの武井壮氏が、大会アンバサダーに就任。スポーツマンでもある武井氏だが、今年開催予定だった日本五輪の中止を嘆きつつ、「ですが、eスポーツならばこのコロナ禍の中でも試合ができます。もしかしたら、eスポーツのほうが普通のスポーツより先に行っているのかもしれません」とコメントしていた。

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武井壮氏

 なお、開催種目はサッカーゲーム『eFootball ウイニングイレブン2021 SEASON UPDATE』、対戦型タワーディフェンス『クラッシュ・ロワイヤル』、バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(この3タイトルは、東アジアeスポーツチャンピオンシップの日本代表選考試合)、対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV チャンピオンエディション』(派遣国際大会は未定で、決まり次第発表される)。

 下記のURLに配信サイトがまとまっているので、好きなプラットフォームで観戦を楽しもう。

e-Sports Xステージ 配信サイト案内

 さらに、開催記念としてプロゲーマー、eスポーツ選手たちと、JeSUの岡村会長、さらにセリエA・ボタフォゴFRに所属するプロサッカー選手・本田圭佑氏が、リモートで対談するという動画も公開されているので、そちらもぜひチェックしてみてほしい。

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